悪役令嬢に転生したけど自由に生きてみます

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「ねぇあのお店…入ってもいい?」 ニーナな下着屋を示し、二人は了承していたが流石に俺は遠慮した。だがニーナの誘いを断る俺を周りが快く思う訳もなく、その視線から逃れるように俺も店へ入ってゆく。 レオンハルトは恥ずかしげもなく白の下着を見てニーナにはこれが似合うとか言っているが、アレスは紫色の下着を見ていてニーナに紫色は似合わないだろと思いながらまだ見ているアレスを見ていた。 「アレスはどれが似合うと思う?」 「どれでも似合うさ」 ニーナを見ずに言っていて、ハッとしてニーナを見れば悲しそうにアレスを見ている。 「ニーナは清楚な物が似合うよ」 「そ、そう?ありがとう」 頬を撫でられたニーナは幸せそうにレオンハルトの元へ行き嬉しそうに話をしている。またアレスは少し派手めな紫色の下着に目を下ろしていて、もしかしてアレス実は履いてみたいとか?なんて思ってしまった。 他にも何軒も回り、あまりにもたくさん買ったので配達してもらうよう頼んでいた。俺は相変わらず何も買わずにただ買い物に付き合うだけとなっていた。 昼食も外で食べ、夜まで買い物三昧をするのに付き合って疲れてしまった。ニーナはレオンハルトに抱き上げてもらっていたからそんなに歩いては無いだろうが、俺は一日歩きっぱなしだぞ…
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