悪役令嬢に転生したけど自由に生きてみます

3/37
前へ
/37ページ
次へ
ハンナから水差しとグラスを受け取り机の上へ置いておき、クローゼットから服を探すがやはりドレスしか無くて仕方無く着替えてゆく。 着替え終わり廊下を歩いていたが、やはり屋敷の中は高そうな物も多く俺は色々見て歩く。ボロボロのアパートに一人暮らしをしていて、食べる物はコンビニ弁当が多かった暮らしを考えれば天と地程の差がある。 「おはようございますお姉様」 声のした方を見れば三人の人物が居た。一人は美しい白髪に青色の瞳に水色の可愛らしいドレスを身に纏った少女…この物語の主人公のニーナが裾を上げて頭を下げてきている。 他には金髪金色のタレ目に白色を基調とした騎士の出で立ちの男と、黒髪紫色の切れ長の瞳の黒色を基調とした騎士の出で立ちの男が一緒に居て明らかにこちらに敵意を剥き出している。 金髪の男性はレオンハルトと言う第二騎士団騎士団長で黒髪の男はアレスと言う第一騎士団騎士団長というこの国で最強の二人がついている。 ニーナはバレンティスの宝石と呼ばれる程美しく愛らしい、街の人達からも愛される存在で反対にエリザベスは街の人達からも忌み嫌われている存在だ。 「お、おはようニーナ」 可愛いけどこの場から離れなければ騎士達に何をされるかわからない。とりあえず足早にその場を離れる事にした。
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

28人が本棚に入れています
本棚に追加