悪役令嬢に転生したけど自由に生きてみます

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翌朝アレスが大荷物を準備していて、俺はポカンとそれを見つめていた。何してるんだろうか?滅茶苦茶大荷物でまるで帰って来ないかのような… 「どこ行くんだよ」 「北方の領土に五年ほど」 「はぁ!?聞いてな…い…お前言わなかったのこれか!?」 「寒い地方なんて嫌だろ?娯楽もほとんど無いし」 荷物を運びながら話すアレスについて行く。何だよそれ…原作には無かったしそもそも… 「俺が行かないって言うと思ったのかよ」 「だってそういう所嫌いだろう?寒いの嫌いって…言って…」 荷物を馬に積みながら何かを思い当たったようにこちらを見た。俺は寒いの嫌いって言った事無い…たぶんそれはエリザベスだろ? 「お前の居ない毎日の方がつまんねーよ…バカ…」 「じゃあ来てくれるか?」 「当たり前だろ…!」 手を差し伸べられたが俺は抱きついてしまい、そのまま抱きしめられる。俺を置いていくな…いや実際俺だけでここに居たら何されるかわかんねぇのもあるんだが… あの二人が来る前に出発し、長い間馬に揺られ続ける事となった。時々街に泊まり食事などを買い足し、1週間程経った頃には周りは雪景色となっていた。 毛皮のコートを纏っているが晒されている足は寒くてたまらない…冬にミニスカートとか履いてる女子とか猛者だろマジで…
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