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その猿から人になっている事は、疑問には感じないのだろうか。それに、迷わずに俺を夏目と呼んだ理由を知りたい。
「あの、亜子さん、どうして俺が分かったのですか????」
「私は、二人の息子の母親よ!!そんなの、一発で分かります!!!」
根拠が全く無い事も分かった。
「可愛い!!!ウチの子にしようかな……」
それは無理だ。
朝食は古民家の母屋に用意されていて、そこには孔士と龍平が既に座って待っていた。そして、俺の姿を二度見してから、再び二度見していた。
そして、亜子が俺の事を、迷わずに夏目と呼んでいたので、孔子と龍平は納得する事にしたらしい。
「納得するな!」
「……夏目さんですから」
「……夏目さんだな」
会ったばかりの奴らに、何が分かるというのだ。
しかし、道原はそんな孔士と龍平に納得していた。
「夏目さんですから……」
「道原も納得するな!」
そして朝食に手を伸ばすと、孔子がパンを取ってくれた。
「このパンは乳を使用していないよ」
「ありがとう」
孔士は更に、パンを契ってくれたので、子育てに慣れている。
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