黎明
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全て収まると旋風と共に姫自身が強い光りを放ち、体が浮かぶように立ち上がり宙に浮き、髪が銀色に変化し、ゆっくりと開けられる瞼から覗く目も、銀色になっている。神々しい光りをまとい、麒麟の覚醒。 魂を奪われるような、
筆舌
(
ひつぜつ
)
に尽くし難い魅惑的な表情。ゆるりと開かれた口から今にも百花が
溢
(
あふ
)
れ出そうな雰囲気と全身から甘い香りが漂う。 目から一雫、流れ落ちる。
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