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しかも胴体から抉り出されたかのように見える瑞々しい内臓が、それと共に地面に叩きつけたのか、ベチャッと潰れ真っ赤な血飛沫と共に広がり誰が見ても異様な光景がそこにある。
博文は足もとに転がる作り物のような頭の目を見てふっ…と口元に冷たい笑みを浮かべる。見方によっては微笑んでいる…とも捉えられるような顔。
馨が怒りをあらわにした表情で拳を握りしめ、博文に強い目を向け指示を仰ぐかのように、
「神聖な場にこんな…落下狼藉を……伊藤さんっ」
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