3人でお医者さんごっこ

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3人でお医者さんごっこ

ふたりよりも先に動けるようになった今泉がペットボトルの水を持ってきた。冬は重い体を起こし、水を飲み一息つくと着衣の乱れを直し,いった。 「さぁ今度は私があなた達を虐める番です。」 冬は重い体を起こし、乱れた髪をささっとまとめ上げた。 「…えっ?」「えっ。」 今泉も小鳥遊も完全にリラックス・モードだった。 「今夜は壮大なお医者さんごっこなんでしょう?」 「トウコさん。確かにそのつもりだったけど、もう今日僕疲れちゃったよ。」 もともと淡白な今泉は、週に1度のセックスで充分だったし、2-3週間しないこともあった。 「何度もいかされることが、どれだけ大変で疲れることか…を今日はおふたりに体験して貰います。特にガクさん泣いてお願いしてもやめませんからね。」 「それは…それは楽しみですね。僕は何回でも平気ですよ。」 小鳥遊は涼しい顔をして言った。 「そのセリフ忘れないで下さいね。じゃぁ静さんは1回、ガクさんは3回ぐらいしましょうかね。」 …変態エロ。ちんち●の先を洗って待ってろ! 冬はまるで患者に説明するようににこにこしながら、さっさとディスポーザブルの手袋をはめ、人差し指に沢山のローションをつけた。 「はい…静さん横になって♪」 「トウコさん…怖い。」 左手で直立している今泉を手で包み、先を指で刺激しながら、同時にゆっくりとシワがよったその穴に人差し指を入れていく。 「あ…なんか変な感じ。」 下腹部に力が入るのが判った。 「静さん力を抜いててね…。お口で息をしててね。」 冬は丸みを帯びたその部分をゆっくりと優しく探っていた。 人差し指の先から関節ふたつ目程の場所にそれはあった。小鳥遊はバックで冬に挿入した。 …ちょ…変態。集中出来ないじゃない。 「トーコさんの中はまだトロトロですよ。イージー・ライドして待ってます。」 小鳥遊は冬の快感が高まりすぎないようにゆっくりと静かに大きくなったそれを抜き挿ししながら、それを包み込む冬のピンク色の粘膜の動きを眺めていた。 「寧ろ私はイージー・ライドして頂かない方が良いんですけれど。」 「そんなこと言って良いんですか?」 小鳥遊は意地悪く笑うと少し強めに冬を突いた。 「あぁ…ガクさん…あまりされると集中出来ないでしょう?」 「どうぞ僕には構わず続けて下さい。」 …変態め。 冬は小鳥遊にゆっくりと突かれながらも、抵抗があるその今泉の穴の中で指を静かに動かしていた。 目的のその場所を刺激し始めると、今泉が慌て出した。 「ちょ…待って…なんか…変な感じ。」 冬の手首を掴んだ。 「静さん…痛い?」 「ううん。違う…なんか…。」 左手をゆっくり上下させながら、右の人差し指で穴の中の小さな柔らかい丘の部分を、指の腹で優しく刺激した。 今泉の足がピクピクと痙攣し、足の指が大きく開いた。その穴はきつく締まり、指で触れ続けている丘の部分がぴくぴくと動く様だった。 「静さんが、感じてるのが判るわ。トーコがいかせてあげる。」 「だ…め…なんか…あっ…あっ…。凄い…よ…これ…。」 今泉の柔らかで形の良い唇から今までに聞いたことが無い甘い声が聞こえ始め、白く線の細いその体をびくびくと震わせた。 「い…く…。あ…何度も…何度も…いい…あぁぁぁぁ。」 冬は今泉の硬直したそれを口に含んだ。今泉はがくがくと体を反らせると、何度も痙攣した。冬は休まずに刺激を続けていた。 「うっ…うっ…ぁああああ…まただ…もう…やめ…ぁぁぁぁ。」 それは冬の中で弾けた。ビュッビュッと力強い排出を感じたが、飲み込む前に口からあふれ出してしまった。 「あ…ごめん。多すぎて…飲めなかった。」 それはだらだらと冬の口の端から流れ続けた。その後も穴の中で刺激を続けると、ビクンビクンと今泉は体を何度も反らせその後ぐったりとしてしまった。 「まるで…女性…のようですね。」 小鳥遊は興味深そうにその様子を眺めて蠢いていたが、今泉が果てると冬からゆっくりと離れた。 「静さん…大丈夫?」 「う…ん。」 今泉はなんとか冬に答えはしたものの、動けないようだった。 「上手に出来たみたい。良かった。はい次はガクさん♪」 冬は今泉の隣に小鳥遊を仰向けに寝かせた。小鳥遊は緊張するどころか楽しそうに自分から側臥位となった。 …やっぱ変態エロだ。 手袋を付け替え、たっぷりとローションを付けた。 「ガクさんも力抜いてね。」 イージー・ライドですっかり復活を遂げている極太のそれを掴むと、上下させ始めた。 「これ癖になっちゃうって、泌尿器科のドクターが勧めてましたけど、今までしたこと無かったんですよね。」 …エロのパイオニアでもしたことが無かったのか。 「フェローでも無いとは。」 冬は笑った。 「バージンなのでお手柔らかにお願いしますね。」 ゆっくりと穴に指を差し入れ、同じように丘を探し指の腹で優しくじんわりと刺激をし始めた。 「まだ大丈夫そうですけれど。」 小鳥遊は余裕の表情だった。 「ひとりでするのにはコツが居るようですけれど、こうしてお手伝いすれば楽ですよね。これからは毎日してあげますね。」 つるつるとしたその部分をゆっくりと人差し指でさすり続けた。 …前立腺刺激にも屈しないエロ。流石だ。 「あ…本当ですね…なんか…いつもと違う気持ちよさ…かも知れない。でもおっぱい触れないのが難点ですね。」 …変態プレイにも耐えられる…略して変耐。しかも実況できる余裕まであるとは。 「気持ち良くなってきたかも…。不思議な感覚ですね。下半身が全体的に…気持が…いい。」 小鳥遊の足の筋肉がピクピクと動き出したのを感じた。 「女性のオーガズムと同じ経験が出来るそうですよ。」 冬は静かに囁いて繰り返し優しく触れ続けた。 「ちょ…い…い…かも。」 小鳥遊の大腿部の筋肉が時々緊張するのが判った。ガチガチに硬く大きくなったそれは既に拍動をし始めていた。 「凄い…凄い…あっ…ちょ…休憩…。」 小鳥遊は冬の手を後ろ手に強く掴みながら、甘い声でまるで女性のように喘いだ。 「あっ…あっ…あっ…。」 「却下します。何度もイって下さい。私の時には止めてくれないでしょう?」 冬は意地悪く笑った。 「だって…あれ…は…トーコさんが…良いと…思って…。」 「はい♪私もガクさんに何度も気持ちよくなって貰おうと、思ってただ今絶賛ご奉仕中です。」 「手で刺激を与えないで射精することをprostatic pollutionって言いますよね?調べたら“ところてん”って言うらしいですよ?日本語って面白いですね。」 バージンだったその穴が時々収縮するのが判った。冬とは対照的に、小鳥遊は、必死に迫りくる快感に抗っていて、冬の話を聞くどころでは無かった。 「ほ…ほんとに…駄目だって…。くっ…この…出す前の…高揚感を楽しみたいのに…。気持ちよさが…何度も…来る…。」 小鳥遊の大きな体が落ち着きなくもぞもぞし始めた。 「ガクさんは3回程いきたいんでしたよね。」 …いかぬなら、いくまで待とう 小鳥遊くん。 小鳥遊が快感で身悶える姿を見ていると、冬も興奮してしまった。 「お口で受け止めますから、大丈夫です。なんかとっても楽しくなって来ちゃった♪」 小鳥遊は、うめくような声をあげて、快感で身の置き所が無いかの様にジタバタと踠いていた。 「あ…そういう問題じゃ…くっ…はぁ…だめだめだめだめだめ…ちょっと。うぁぁああ。」 ベッドの上で小鳥遊の大きな体が爆ぜたかと思うと、冬の口の中からドバドバと風呂のお湯が溢れ出すかのように、白濁液が排出さた。 「はい1回目♪」 その間も冬は刺激をやめなかった。 「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…。」 今度は甘い吐息が混じった声で長く啼き、何度もその大きくしなやかな体が痙攣した。 今まで感じたことの無い,まるで射精とは別次元の快感が押し寄せ、自分の体から魂がふっと頭から抜けた気がした。 「はい2回目♪」 冬は大量の垂れ流されてくる、白濁した液体を今度は零さず2度に分けてごくりと飲んだ。 「もう…やめて…おかしく…なる…あっ…あっ…あっ。」 冬の刺激で何度もいかされて、ペニスは柔らかくなってきたものの、その先からは精液がたらたらと、だらしなく流れ出ていた。 「あらまだ2回目よ?…ガクさん…こんなにいっぱい…まだ出るの?凄いわ。」 小鳥遊の足の指がピンと伸びビクビクと体を震わせ始めた。 「ごめん…なさい…もう…無理…です。」 「とってもエッチね…全部出して、ドライ・オーガズムも楽しんじゃいましょうね♪難しいって聞いてたのに…結構すぐに出来ちゃうのね。」 冬は独り言を言いながら、小鳥遊を虐め続けた。 「あっ…あっ…あっ…あっ。おかしく…なっちゃ…あっ…あっ…。」 小鳥遊は枕の端をしっかりと握りしめて、ふるふると震えた。 先程、体から抜けた魂はどんどんと空に上昇して、代わりに真っ白でとても濃いペンキの様な、"無"が頭の中をあっという間に埋めた。 「あら…ガクさん。またいっちゃったの?」 あらまだ駄目よ、ちゃんとお尻出してくださいと言いながら片手で小鳥遊の腰を引き寄せた。 「もう…もう…止めま…しょう…。」 小鳥遊は、はあはあと肩を大きく揺らし、呼吸をしていた。 「あなた…Sっ気…あるでしょ…う?もう…駄目。お願いします。トーコさん…気持ちよくて…おかしく…なっちゃうから。」 冬はローションを足して再び始めた。 「あっ…それ良いですね♪じゃぁ、今日はSっ気のある看護師さんになってみます♪まずは仕切り直しですね。」 冬は嬉しそうに笑った。 「ちょ…ちょっ…3回って言ったじゃない…ですか?もう…もう3回…です。」 「えっ?もう3回も…したいの?しょうがないですねぇ。欲張りガクさん♪」 くりくりとその部分の刺激を始めると、小鳥遊はあっという間にビクビクと痙攣しだした。 再び無が、小鳥遊の頭を埋め始めいとも簡単に魂が、快感に連れ去られてしまった。 「トー…コ…さん…あなた…日本語…分からないんですか?イント…ネーションが…ぁぁぁぁ…あっ…あっ…くぅっ。」 精液はたらりたらりとゆっくり流れ出し、シーツを濡らした。 「そうだ♪ガクさんの大好きな時間制限無しの食べ放題システムにしちゃいましょう♪」 小鳥遊は、ゼイゼイと息をしていた。 「嫌だぁ…もう…止めて…下さいぃ…。」 冬はにやりと笑いながらも、手を休まず動かし続けた。 「って私もいっつも言いますよね?誰ですかそれでも続ける人は…。」 「ぼ…く…です。」 眉間に皺を寄せて、余韻すら大きすぎる快感に身もだえていた。さっきまで緊張と弛緩を繰り返していた、その穴は、ゆるゆると指が何本でも入りそうなぐらい弛緩をし始めていた。 冬は"快感の"押し売りを続け小鳥遊の持つ欲望を全て奪い尽くすまで執拗に攻めた。 「だから続けましょうね?」 夢に思い描いていた"持続的に続く快感"は、底なしの沼の様に深くねっとりと体に纏わりつき、皮膚の上を覆い尽くし小鳥遊がそこから抜け出すことを決して許さなかった。 「やめてぇ…お願い。」 まるで搾乳機の様に強制的に欲望を排出される感覚は、それに備える時間も猶予も小鳥遊に与え無かった。 今まで一度も聞いたことの無い情けない声で小鳥遊が懇願したので、冬は思わず噴き出した。 「ね?気持ちが良いのも…辛いでしょう?気持ちいいのは、止める理由にならないってガクさんいつも私に言いますよね?なので私はその教えに沿う様に任務を全う致します。」 冬は指を止めると小鳥遊に言った。 「僕は…初めて…女性の…オーガズムを体験…したんですよ?」 …口の減らない変態エロだこと。まだ余裕ありそうね。 「私だって、大きなディルド初めてでしたよ?励ましてくれましたよね?だから私も励ましますね。ガクさんなら大丈夫!大丈夫!とっても気に入りますって♪」 冬は再び刺激を始めた。小鳥遊のシャフトは活気を失っていたが、オーガズムが近づくと半勃起状態となった。 「折角だから、快楽拷問をたっぷりと堪能して下さい。私はこの機会をずっと待ち続けたんです。泌尿器科医師直伝ですからね、プロからの直接指導受けましたから。」 「あっ…あっ…僕が…間違って…まし…た。ごめんなさい…ホントに…本当にごめんなさいぃぃぃ。あ…また…いき…ますぅ…ああああああ。」 大きな体を丸めて快感の波を何度も小鳥遊はやり過ごした。 「あ♪やっと出なくなりましたね。ドライ・オーガズムはこれよりも素晴らしいらしいですよ?折角だからちょっとやってみましょうか?快感の最上級♪夢の様な話じゃ無いですか!」 冬は楽しそうに笑ったが、小鳥遊は冬の手首をしっかりと握り離さず、ゆっくりと抜いた。 「今日は…ホントに…このまま…休ませて…ごめん…なさい。」 小鳥遊もぐったりとしたまま動けなかった。初めてにしては上出来だったわ~と冬は満足げだった。 「3人でこうしてゆっくり横になるのは初めてかも♪隣で寝てたらガクさんいっつも触って来るから中々寝るまでに時間が掛かるし。」 冬はひとりだけパジャマに着替えた。今泉は、深い眠りに入ってしまって起きそうになかった。 …今日はおっぱいもみもみとか無いだけでも嬉しいな。 冬は静かにブランケットを掛けた。その整った顔立ちには、渋さと深みが増してきて,大人の色気を漂わせていた。 「明日…お休みで良かった。」 小鳥遊も重い体を起こし冬にキスをして、おやすみなさいと言うと、すぐに寝息を立て始めた。ビデオをそっと止め、3人の写真を撮って冬は思わずガッツポーズを決めた。 …よし♪これからは毎日、快楽拷問だ! 小鳥遊との持久戦セックスに、早期決着をつけられるリーサル・ウエポンを手に入れほくそ笑んでいた。 …ドライ・オーガズムの手技をマスターすれば、変態エロに完全勝利だ! 🐈‍⬛♬*.:*¸¸ なかなか起きてこない二人をそのままにして、冬はいつものように早く起き子供達の面倒を見ていた。 昼近くになり今泉が起きてきたが、シャワーを浴びて出てくると、ぐったりとしていた。 「何?あれ…。ブランコ遊びをもっとしたかったのにぃ。」 夏と華、そして冬にキスをすると、テーブルの上に突っ伏した。 「あれが女性のオーガズムに近いって凄いよ。疲れる訳だ。それが長時間続くんでしょう?」 今泉の前に煎れたばかりのコーヒーをそっと置いた。 「しかもガクさんは、何度も繰り返すから、休む暇が無くあの状態が10分ぐらい続くの。」 子供達はお昼ご飯を食べていた。 「気持ちが良すぎて寝ちゃったの初めてだよ。僕は暫くエッチしなくて良いかも。もうちょっと寝ていても良い?」 冬が笑ってどうぞと言うと、今泉は自分の寝室へ入った。 「ダディー!ダディー!」 寝室へ消えた今泉を子供達は呼んだ。 「静かにね、パパもダディもまだ眠たいんですって。今日はマミーと一緒にお買い物に行きましょうね。」 昼食後冬は子供達と3人で公園で少し遊び、その後スーパーへ行き、買い物をしてから家に戻った。 適度に疲れた子供達は、自分の部屋へトコトコ歩いていき遊んでいるようだった。 今泉も小鳥遊も起きていて、リビングで話をしていたが、冬が帰ってくるのを見るとおかえりなさいと声を掛けた。 今泉に比べ小鳥遊は元気だった。 「トーコさん…凄いです!今夜もしてくれませんか?普通のエッチが出来なくなりそうです。なんと素晴らしい摘便指を持っているんでしょうか。」 …摘便指って言うな。 「せめて他にもうちょっと良い言い方はありませんかね?」 冬はムッとしながら、トーストを焼き、目玉焼きを作った。 「摘便に秀でた才能を持っているであろうトーコさんが、脳外科ではその本領発揮できないのが残念でしょうけれど…僕はまた新しい発見をしてしまいました。」 小鳥遊と今泉は子供達に纏われつつも食事を食べていた。 …ご飯中に連呼するな。 「別に良いですけど、私が日本へ帰っちゃう前に、それまでちょっと練習してみましょう。」 小鳥遊は嬉しそうに何度も頷いたので、今泉が笑った。 「これ私からのプレゼント♪次世代ネクサスです。」 冬はその昔リハ科のエロ軍団が話していたのを小耳に挟んだ覚えがあり、この日の為に購入したものだった。 小鳥遊が箱を開けると、プラグのような奇妙な形のものが出てきた。 「おお♪前立腺刺激用のバイブレーターなんてあるんですね。」 「一人じゃマスターするまでに難しいみたいですけど、お手伝いしますから、私が帰るまでいっぱい練習しましょうね♪」 冬の口調はまるで患者に生活指導をするようだった。 「後でちょっと練習してみます。」 …起きてそうそう練習ですか? 冬が驚いた顔をすると、それをみて今泉はさすがはガクさんだねと笑った。 小鳥遊は皆の反応も気にせず、嬉しそうに自分の部屋へ持って帰った。 …変態じゃなくて不死身の変耐だ。 「あれなら良いんじゃない?好きな時に病院でも出来るし。」 今泉はトーストを食べながら言った。 「でもあんなもの持ち歩いて、落としたりしたらどうするのよ。」 冬は働いている時にも、いつかばれるのでは無いかと冷や冷やしていた。 「ガクさんに限って、そんなヘマはしないさ。」 今泉は相変わらず呑気だった。
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