1話

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私は1年前、毎日のように、あとをつけてくる、ねちねち、蛇みたいなストーカーにあった。その時は、気づいた、通行人がストーカーをぼっこぼこにしてくれて、警察に届けてくれて、助かったが、ストーカーに家を知られてしまい、鍵も奪われてしまった。 釈放されたら、また、ストーカーされる。 そう思うと、怖かった。 だから、家も引っ越して、鍵も取り換えた。 そして、3ヶ月前彼氏ができた。 名前は健斗という。 あのストーカー男とは違って、スリムでイケメンで優しい彼氏が。 家の合いかぎを健斗に渡し、2人とも仕事が休みの日は、デートに行ったりして、今までとは違う楽しい時間だった。 そして、結婚の約束までした。 今は一緒に私の家に暮らしている。 でもそんな健斗には付き合って、間もないころからの変な癖があった。 私の家に入るときに 「お邪魔します」 ではなく 「ただいま」 という。私は最初は不思議に思ったけど、毎回「ただいま」と健斗がいうから慣れてしまった。 そのことをもっと疑っていたら、私は助かったのかもしれない。
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