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3話
その写真の人は、でぶった気持ち悪い、私のストーカーだった。
「……え?……」
「そうだよ。君の考えている通り。ハルが俺に隠してた、秘密、ストーカーに会ったこと。そのストーカーは俺。ハルと一緒に過ごして、暮らすために……整形までして、彼氏になって、一緒に暮らしたかったんだよぉ……早く、一緒に暮らしたかったからら、ハルの家に入るときは、『ただいま』って言ってたんだよぉ」
この、私の彼氏が、整形した、ストーカー?
……ただいまっていつも言ってた理由は……
「ほら、ここまで、秘密を明かしたら、もう仲がものすごくいいよね。はやく結婚しようよ……」
その姿が、気持ち悪かった。
「……い……嫌っ!」
「ハルに拒否権はないんだよ……?だって、俺の秘密を知ったんだし。夫婦になれると思ったから、明かしたんだよ……?」
「わっ私は……嫌っ!」
「ハルだって『いいよ』って言ったじゃん」
「それはっ……」
「俺と結婚してくれなきゃ、俺、ハルのこと監禁してでも、一緒に暮らすかもよ……?」
怖かった、怖くて仕方がなかった。だから、スカートのポケットに入っている、スマホで、友達に電話をしようとした。でも無駄だった
「助けを呼ぼうとしちゃだめだよ。ここは俺とハルだけの、場所なんだから。」
と言って、スマホを奪って、電源を切った。
それなら、と叫ぼうとした
「たったす…………むぐっ!?」
「叫んじゃだめだよ……言ったじゃん。ここは俺と、ハルだけの場所だって」
健斗の手によって私の口と鼻はふさがれていた。
「む……むむっ」
息ができない……っ
手を動かして、抜けようとするが、抱きしめられて、
「窒息しそうなの?じゃあ離すけど、俺の腕から出ないで、一言もしゃべらないでね?破ったら、お仕置きだよ?」
うなずいたら
離してくれた。でも、誰がそんな約束を守るか。
「す……はぁ……た、……」
「だから、ダメだって、お仕置きだよ」
と言って、私の唇を奪った
「むぬっ……!?」
そして、動揺しているうちに、頭を固いものでたたかれたのか
私の意識は、暗闇の中に落ちていった。
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