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5話
健斗が戻ってきた。
その手には、ナイフがあった。
「あ、ガムテープ、外すの少し待ってね」
と言って、私に近づいてきて
「んっ!!」
私の鎖につながれた足、片足に2回ずつ、ナイフを深く刺した。
「ん……」
「はい。じゃあガムテープ外すね」
べり
「んっ……いたい……」
「痛かったね、ごめんね、これから、気をつけるよ。で利き手はどっち?」
「……右」
「右ね」
と言って右手の鎖を外してくれた。
「婚姻届書いてね」
私は、従うまま、書いた
「おっけ、だね」
と言って、私の右手にまた、鎖を付けた
そして婚姻届を床に置くと、私に近づいてきて、抱き着いて、
「これからハルは、俺のもの。しっかりご飯もあげるし、のど乾いたら飲み物あげるし、遊び相手も俺がなってあげる」
そして、また私は気絶させられた
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