6話

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6話

目が覚めると、景色は見れた 足には包帯が巻いてあって、鎖で拘束されていた。 私がいた場所は、リビングが見える、私の部屋だった。 だけどカーテンはしまっていた。今は何時なのか…… 口にはガムテープがされ声は出せなかった そして 「ごはんだよ」 と健斗が言った。 そして べり ガムテープを外してくれた 「どうやって、食べれば、いいの?」 「あ、口移しがいい?それとも、あーんがいい?」 吐き気がした。 何も答えないでいると 「まぁ、ハルに選択肢はないけどね」 と言って、口移しをしてきた。私はそれが、口に入った瞬間 吐いた。健斗の顔に、吐しゃ物がかかるが彼は 「食べなきゃダメでしょ?」 「い……いや……」 「そう。次、吐いたらお仕置きだよ?」 と言って、健斗は私の目と口にガムテープをはってから 洗面所へ向かった しばらくして、水音が聞こえた。 そして、出てきて 「行ってきます」 と言って、外へ出て行った。 そして、何かを思い出したかのように戻ってきて 「忘れてたよ」 と言って、、もう何個か鎖を持ってきて、おなかの金属部品の上に1回巻いて壁に固定、首に1回巻いて、壁に固定、そして四肢にもう1回ずつ鎖を巻いて固定して、私の耳にガムテープをすると たぶん 「行ってきます。ハル」 と言って、出て行った 私は、これは、人と、言えるのだろうか、と考えていた。 死ぬにも死ねない、生きるのにも、いきれない。 固定されるだけの、お人形 四肢も、五感もすべて そして、いつの間にか時間がすごくたっていたらしい 健斗が返ってきたらしく 耳のガムテープだけを外して 耳元で 「ただいま」 といった。
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