7話

1/1
前へ
/9ページ
次へ

7話

監禁が始まってからしばらくたって 最近健斗は私に要求してくるようになった。 「俺のこと、抱きしめて、子供をつくってよ。」 子供をつくるということは、病院に行ける。 「……それをしたら、外に出れる?」 「え?出さないよ?何言ってるの?ハル。子供つくったら、ハルを床に固定して、監禁するよ。流産したら、またつくればいい。」 寝たまま床に監禁……? それは、……排泄や、食事や、お風呂は……? 「え……?日常は……?」 「あぁ排泄は、床にブルーシートしいておくから、いつもどうり、その場にしていいよ。ハルは、目、塞いであるから、見えないでしょ?。食事もいつもどうりやってあげる。だから、つくろよ。子供」 「……いつ、つくるの?」 「今でもいいし。でも、拘束したままね」 「子供ができたら、私の拘束を外してくれる?」 「いやだよ。あ~じゃあ子供は作らないほうがいいか。でも。したいな」 …………っ 「床に固定する道具も用意しておくか」 と言って、健斗は部屋を出て行った。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加