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学校でミスをした日の帰り道。
ミスをした自分が情けなくて、それで情けなく思っちゃう自分も情けなくて。
自分はこの世界に必要ないんじゃないかって思って。
1人帰路を外れて、公園の隅で声を殺して泣いた。
五時のチャイムが鳴った、そろそろ帰らなきゃ行けない。
腫れた目を隠すため、せめてもと水道の水で顔を洗う。
キラキラとしずくが飛び散った。
綺麗な夕日が気分を晴らしてくれる。
よし、明日から頑張ろう。
そう決めて、涙はひいたはずなのに。
近所のおばさんからの 「おかえり」
出迎えてくれたペットの 笑顔
そして家族からの 「おかえり」
いつもと同じなのに、やけに嬉しくて。
世界一幸せな 「ただいま」
部屋にこもって声を殺して嬉し泣きした。
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