プロローグ

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プロローグ

夢と自分を信じて進もうと決めた自分の道。 その決断で、私の人生は変わった。 今まで気づかなかった、気づくことができなかった大切なものに気づくきっかけを見つけた。 私は私なりに未来へと進むために、前を向くことを決めた。 氷の冷気のように冷たい風が街を吹き抜けて、秋の夜が静かに訪れていた。 住宅街の一角に建つ古びた家。その前で、朱莉はしばらくの間立ち尽くしていた。 10年以上も前のこと。大学進学を機にこの家を出てから、一度もここへ戻ってくることがなかった家だった。
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