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よく考えたら、今日の触り方のほとんどがあの日と同じだ。
達するタイミングもあの日をそのまま再現されているみたいで、もし高槻さんが全く同じ事をするつもりだったらと想像してゾッとした。
酔っていたなんて言い訳で誤魔化せないくらい私は乱れて、本当に本当に恥ずかしいところを何度も見せてしまったのだ。
素面の状態で同じ事をするなんて冗談じゃない。
「お、覚えてるんです、本当です」
「本当に? じゃあこの後どうするの?」
どうするっていうのは、前回した事を説明しろという意味だろうか。
覚えてると信じてもらうためとはいえ、結構酷い羞恥プレイになるんじゃないかな、これ。
「わ、わたしがイッて、一度高槻さんの挿れてから」
「呼び方、高槻さんじゃなかったんだけどなぁ。覚えてない?」
「……か、楓くんの挿れて、二人でイッたあと、私から楓くんのにゴム付け直して、その、上乗ってしました……」
した事を思い出しながら順番に口にして、とりあえずそこまで話したところでチラリと高槻さんの表情を窺う。
こんなのまだまだ前半部分だけど、私が覚えているという事はちゃんと伝わっただろうか。
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