日じょう

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日じょう

次の日、おれはそうじの時間にいつものように先生にしかられた。 「なんで、権田君はいつも飯塚君をいじめるの!」 女の先生はおれにいつも同じようなことでおこってる。 さっき、ろう下で空の頭に集めた消しゴムのカスをかけて怒られたばかりだった。 「飯塚君がかわいそうじゃないのよ!」 おれは昨日のことなどわすれて、また翼をホウキ入れに閉じこめてなかした。ちくったのは、もちろん空だった。
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