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「ご主人様ぁ〜! お待たせいたしました! オムライスです! 萌と一緒に最後の仕上げ、やって貰えますかぁ?」
心のこもった良い接客だ。100億満点。天職に違いない。僕は追加で頼んでいたきゅんストロベリージュース(メイドさんのサイン入りコースター付き⭐︎)のストローを置いて頷いた。
「もちろんだ」
「せぇ〜の!」
「「萌♡萌♡きゅん!」」
僕と萌きゅんの声がピッタリとハモる。まるで長年の主従のように僕たちの心は今、一つになっている。
(この娘、才能があるな)
「萌きゅん〜! 厨房も手伝って欲しいな!」
「は〜い! では、ご主人様はごゆっくり!」
顔見知りのメイドさんに呼ばれて彼女は行ってしまったが、萌きゅんのことは僕の心のメモリーに深く刻まれた。
(今度はチェキをお願いしよう)
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