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「貴様からお願いなど珍しい」
「え?あ、あぁ」
キスはお願いの証拠だと聞いたからな。瑞希が余にお願いなど余程の事に違いない!スプーンを置いてまた瑞希を見れば瞳に熱が篭っていて全身の毛が逆立つようななんとも言えない感覚に襲われた。
「したい」
「何をだ?」
「セックス」
真っ直ぐ言われ、その言葉を理解するのに時間がかかってしまった。瑞希が余との行為を所望している…?何で…??
「熱でもあるのか?うつすなよ」
「正しくはマーキング…かな」
押し倒されまた上に覆いかぶさってきて、見つめられたが余は男と目合うつもりなど毛頭ない。余は女を抱きたいのだ男に挿れる趣味など無い。が、まぁこうも余を求めるならば少しくらい挿れてやらなくも無い。
「蕾はもう解してあるのか?まだなら余がやってやるから尻を出せ」
「っ…。あはは!この状況でもそういう事言えるんだ。可愛いなぁ…」
「余はカッコイイのである。カッコイイと褒めても構わぬぞ」
優しく頬を撫でられ、ムッとしたが食事の途中で抱き上げられ電気をつけてた寝室のベッドへと降ろされた。そして余の上に乗り逃げられないようにしてから服を脱げば、筋肉質な肉体美が顕になる。
そして下へと行き余の膝裏を持ち股を開かされ、慌てて手で隠す。何をしようとしているのだ…?余も瑞希もαなのだから余が抱かれるなどおかしいだろう。
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