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「自分で蕾に触れてみて」
「んっ…。えっ、何…で…」
蕩けながら蕾に指を触れればねっとりと濡れていて、瑞希のΩは蕾が濡れるという言葉を聞いて血の気が引く。ふわふわしていた頭も現実に引き戻されてゆく。
「余っ、余はΩじゃない!余はαに決まっている…!!」
「じゃあ試してみる?孕むか…孕まないか」
既に猛る魔羅を取り出し、それをゆっくり撫でながら余に見せつけてくる。余は産ませる側で産む側じゃない…
「嫌だぁ…余は孕みたくないぃ…」
腕で顔を隠しながら涙が流れてしまうのを感じる。ため息が聞こえ、上から退く気配がして腕を退ければベッドの縁に座って自分で扱いていた。
「み、みず…き…」
黙って自分で処理をしていて、余が嫌がったからやめてくれたのだろう。だっ、だって余はどんなわがままも許されてきたし、好きに女を孕ませても誰も怒らなかったし…でも、今の瑞希は怒っているようにも見える。
「す、すまぬ瑞希…でも…」
「良いです。別に。アレクはこの世界の人ではないみたいだし」
息を荒らげながら、絶頂が近いのか手の動きも早まっていてそれから目が離せない。瑞希はティッシュ箱を引き寄せて何枚か取りそこへ子種汁を出している。雄の香りが漂い下半身が疼くのを感じてしまう…余は…本当にΩなのか…?
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