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しばらく見ていたが動く気配が無くて、我慢の限界で唇を押し付けてやる。そのまま唇を舐められたので頬を叩いてやる。
「早く行け」
「退いてもらっても?」
言われてふと気付いたが、余が乗っていては動けるわけもなかったな。やられた…とりあえず退けばどこかへ歩いてゆくので足を組んで待っていれば、瓶ではなく見たことの無い物に入った何かが運ばれてくる。
「おい余は酒を所望したのだぞ」
「缶ビール知りません?酒ですよ?」
隣に座られプシュッと音を立てて飲み口が現れ、手渡されたので受け取り口へ含む。いつも飲んでいた酒とは違い口内がしゅわしゅわする…何だこれは…
「瑞希!口内がしゅわしゅわするぞ」
「そう…良かったですね」
一瞬目を細めたかと思ったが微笑んでいる。あれは…余の見間違いであったのか?ふと瑞希に視線をやれば余の下半身に視線が向いているのに気付く。
余の魔羅の美しさに目を奪われるのも致し方ないという物。片手に収まるサイズで皮も被っているのが美徳とされる中、余のそれはまさにそれで美の象徴ともされてきたのだからな。
「あ、女も呼べ。乳のでかい美人が良い」
「女?居ませんよ?この世界に」
は…?何を言ってるんだ?女が居ない訳なかろう?ならばどのように子を成し産ませるというのだ?
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