契約

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「恥ずかしい? でもこれからもっと恥ずかしいことするんだから、これだけで震えてちゃ持たないよ」 「う……あ、っひ!」 「ああ、舐めて欲しかった? これだけでイイ反応するね」 「ちが……っ、ふ……」  胸の先端を舐められているだけなのに、まるで感じているような息が鼻から漏れる。  腰やお腹を指でなぞられるだけでも過剰に反応してしまい、些細な刺激でさえ敏感に拾うようになってしまった。  首筋、胸、腰……。指で触れるだけでも色んな触り方をされておかしくなりそうなのに、口でも刺激してくるのだから頭がついていかない。  肩を押されてベッドに押し倒されてからは後ろに逃げることも出来なくて、されるがままになってしまう。  舐められて吸われて、それだけでびくびくと身体が震える。痛くない強さで甘噛みされただけで声を上げてしまうし、「Mなんだ?」と耳元で言われた時は恥ずかしくて泣きそうだった。  こんなことをされて身を捩っている現状に、自分が変態のように感じてしまう。 「ほら、下も脱がせるから少し浮かせてね」 「っう……あ」 「はは、下着濡らしてたんだ。汚れる前に全部脱いでおけばよかったね?」  そう言いながら抜き取られたショーツが、スカートと共に床に落とされる。 「……シャワーとか、しないんですか?」 「ああ、普通は入るね。でも俺はこのままの方が嬉しいから」 「あっ、や……うっ」  そこを指で広げてじっくり見るの、恥ずかしいからやめて欲しい。  きっちりと服を着た人の目の前で、どうして私だけ全裸になっているのだろうか。  脚を閉じることも許されず、私だけが恥ずかしい格好でエッチな場所を見られている。
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