契約

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「も、慣らすのいやっ、ぅ、いらないです……」 「そう? じゃあもう挿れようか?」 「……え、や……」 「どっち? もっとどろどろにするために舐めて欲しい?」 「ちがっ! ……あっ、う……ぁ、やだ、舐めないで、もっ、挿れてください……」  これを私の口から言わせるための茶番だったのだろうと、言ったあとに気付いた。  嬉しそうに目を細めた男が、私の耳元で楽しそうに声を落とす。 「俺の形これから覚えていこうね?」 「あっ、あ……そこ、そこだめっ……あ」 「うん。いっぱい触ってあげる」 「ぅあっ、や、ああっ……っひ、んぁ、や、いくっ……!」 「はー……気持ち、っん、やば……」  挿れられた刺激でまたイキそうになって、やばいのは絶対に私の方だ。  奥まで挿れられてこんな反応しちゃうなんて有り得ない。最悪すぎる。最悪なのに気持ち良い。  ローションつけられてからおかしくなったし、絶対変なクスリとか使われてるんだ。変なクスリのせいで全部おかしくなるんだ。やだ。怖い。怖い。 「うっ……う、こわ、やだ、抜いてぇ……」 「奥の方トントンされるの気持ち良いでしょ? っはぁ、イッたばっかりで感じやすくなってるし、ナカすっごい締め付けてくれて気持ち良いね」 「や、気持ちいいのこわいの、やだ、ぁ……また気持ち良くなる、なっちゃ、それイッちゃう……ッン!」  挿れたまま達してしまい、ナカがきゅうっと入っているものを締め付けたのが分かった。
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