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気が付くと真っ白な空間にいた。
そして目の前に、汚れた白く長いマフラーを巻いた女性が立っていた。
和風の高貴な衣装で銀髪の美女だったが、瞳の色が青と金のオッドアイ
だったので、ポロロさんだとわかった。
「落合くん、ありがとう。コージは空間移動させて自室に戻したわ」
「わかりました。あの、この後の彼は......大丈夫なんでしょうか?」
「もちろん何も解決してないけど、でもね、落合くんに救われて......。
あんたと心を交わした出来事はね、彼の英気として残るのよ」
「そうですか、それはよかった...」
「ありがとう、ありがとう、落合くん、あんたも救われてね」
ポロロさんの美しい微笑みにみとれながら...また意識が遠のいた。
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