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私は、堪らず声を漏らす
「あっ、あ〜〜〜〜っ」
こんなことは、当然初めてだ。
まるで胸と子宮とが連携しているかのように、子宮までズーンと響くように感じる。
過去に、服の上から触れられたあと、服の隙間から手を入れられたことがあるが、全く何も感じなかった。
寧ろ、冷めていて『何してるの?』という感じだったから、すぐに別れてしまったのだろう。
今思えば彼のこと、さほど好きじゃなかったのかなあと思う。乱暴に扱う人は苦手だ。
それが、今は違う。
大好きなヒロさんに、丁寧に愛されて感じている私が居る。
なんだか女として、嬉しくなった。
「ひまり、大丈夫か?」と、進行具合を聞かれたようだ。
なので、私は、
「ヒロさん! 私、ヒロさんとなら大丈夫だと思うの」
「え? いいのか?」と聞かれて、自分でも驚いたが、
「うん、抱いて」と言っていた。
「もし辛くなったら言ってくれ」
「うん」と言うと、また素敵なキスが落ちてきた。
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