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……とまあ話せば長くなりましたが、以上がこの透明クジラについて知っている限りの経緯です。伝わりましたか。多分伝わってませんね。言葉が伝わってないようだもの。
どうしたものか。言葉も通じないし、人々の風貌からしてここは地球とは似て非なる惑星らしい。
だけど透明クジラはいつ起きるか分からないし、知らない星を探検してみるのも悪くない。そう思い、いまだ食道に引っかかっているあのトンネルの方へ歩き出した。
さて、このありえないことになってしまったトンネルの向こうには一体何が待っているのかな。
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