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いつものように帰路へつく。
だが、今日はいつもの私と一味違う。
私は道中のお店で買った頭に斧が刺さったように見えるカチューシャを手に、玄関の前に立つ。
今日は私も姉に仕返しをしてやるのだ。
頭にカチューシャをつけ、いつものように扉を開ける。
するとそこには
「ばぁ!!」
頭に矢の刺さった姉がいた。
「……カチューシャ?」
「……優奈も?」
どうやら、考えることは同じようだった。
私と姉の笑い声が玄関に響く。
1日のうちの小さな出来事。
それでも、かけがえのないものだった。
「姉さん」
「ん?なに?」
私は今までちゃんと言えてなかった言葉を大きな声で言ってやった。
「ただいま!」
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