3 ハプニングの秋

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 そんなわけで、街路樹のイチョウが今日も黄金色(こがねいろ)に輝く秋深まる本日。  早速も早速だけど、ひとりの若者がお店に訪れていた。  その名目はそう、『面接』。  春に那須さんとタケコさんが抜けることが決まったために急きょ正社員として働けるパティシエさんの募集をかけることとなったシャンティー・フレーズ。  そんないきなりでは難しいのでは、と思ったけれどそれは案外すんなりと問い合わせがあったようで。  あれよあれよ、と今日を迎えたわけだった。
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