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見えるものしか視えてない それは世界も狭かろう 視ようとせねば 見えもせず 見えぬけれども 在りはする 世界は誰のモノでもなく 各々が只在るのみよ 蠢き 這いずり 漂って 只在るが侭 居るがまま 意図も何にも有りはせず 只在るが侭 居るがまま 生きる 遺る 消えぬよう 只その為に 其れだけを そんな世界もあるのだと 視えぬとしても 識っておけ 麓 懐 山の奥 例え 視えずに 感じずに 己が世界しか 見えぬ そんな輩の 我が儘が 通じぬ世界も在るのだと 視えぬながらも 識っておけ 蟲の世界も 在るのだと 視えずともいい 識ってくれ
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