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「もう私たちも2年生だねー。なんかあっという間だったなぁ。廻子さん結婚しちゃったから、その分長君からパワー貰わなきゃ」
「その分じゃなくてそもそも長君を潤滑油にしなさい!」
「潤滑油じゃエンジンを動かせないよ!廻子さんはホントに重要だったんだなぁ」
「私のニュアンスの違いを含んで上手いこと言うな!口だけは達者になったわねー」
「結衣の言い訳はこの一年で散々聞いたからね。嘘三昧だったよ」
「悪かったわよ。でも九瑠璃の為にはなったはずよ」
「どうだろう。長君は浮かなかった!!」
「どうしてもウィンガーディアムレヴィオーサーを出したいのね。長君居ないのに話題に出すとは成長ね」
「そうなの?長君に変な顔されるかな?最近は結衣みたいにツッコミを結構入れてくれるようになったから」
「どんな理由なのよ?まぁでもボケと貴方が解釈できる事案が出来ただけで良いことなんだと思う」
「また解るような分からない様なこと言わないで!九瑠璃はちゃんと成長してます!!」
「成長してないとは言ってないよ。九瑠璃のウィンガーディアムレヴィオーサーに対する拘りが異常者のそれで心配になっただけ」
「異常かな?長君は笑ってくれるよ?結衣にはまだ早いのかな?」
「勝手にマウント取らないで!少なくとも九瑠璃には早い事がわかったわ」
「何それ?九瑠璃は浮かないの分かってるつもりだったんだけど、、」
「もう良い。マジックでも勉強してみれば?九瑠璃がやったら宇宙人扱いされるかもね」
「え?アレやってる人って宇宙人じゃないの?九瑠璃はマジックの星現るって聞いたことあるよ!結衣も見てたんじゃないかな?名前なんだっけ?」
「もういいわ。疲れた。廻子さんと結城さんの挙式の服はもう買っておいたからね。九瑠璃連れてくととんでもなく大変だから」
これで話を切れると結衣は思うのだった。勿論思惑通りだったのは言うまでもないだろう。
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