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空

「廻子くん。福島の黄色の空はどう追求しよう？二硫化炭素なら環境問題だ。周辺の火山活動の影響と加味するか原子炉の影響か。君はどう体裁をとっていくのが良いと思うかね？」才木道治は今はもう慣れたその名に問いかける。
「体裁ですか、、まずは原子炉の問題を辛く見積もるべきかと思いますが、火山活動の影響も機微に動いていかないとですね。確か周辺の海面温度はかなり上がってましたよね。其処に触れる事で思案している雰囲気は出るかと思います。黄色と言う所は粉塵の可能性もありますが、最悪のシナリオを考えて発言すべきと思います。」
「弁護士としての君の感性としてはどう計る？」
「一番の注意点はやはり原子炉になりますかねー。其処に触れないとなればかなり手痛く叩くのは簡単ですね。その上で調査への姿勢と新しい見解を受ける体裁も大事にして欲しいですかねー」
「そうか。表内にも言っておくよ。君からは言わないんだろ？そろそろ色を出しても良いんじゃないか？」
「私は一年生でしかも年少それでいて余り言うべきではないのでしょうが、女ですので。才木さんだからこれは言いましたが、、」
「そうか。君は意外と奥ゆかしい女性でもあるよな。伴侶としても結城君に良い影響を与えるだろうね。」
「帝都には気を遣いませんよ。そうじゃなきゃ彼は許さないので」
「そうか。君達には本当に惚れ惚れする。友梨奈にも良い人が出来れば良いのだがな。それは出過ぎなんだろうが、、」
「友梨奈さんは逞しい方なので相手が大変ですね」
「君よりは可愛いモノと思うがね。。良い意味だからね」
「ありがとうございます」