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可愛い女の子
私が目を開けた時、隣に可愛い女の子がいました。白い肌にさらさらとした長い黒髪です。
すごくきれいで、私はずっと見つめていました。私は横になっていて、女の子も一緒です。起き上がると、視界が広がりました。四角い部屋の中で、ちょうど真ん中に大きいベッドがあります。
女の子が目を覚ましました。目をこすっている女の子は私の顔をじいっと見つめています。私はどきどきしました。
「真理、大丈夫?」
なんと、可愛い女の子が私に向かって声をかけたのです! 嬉しい! 私は真理という名前なのでしょう。しかし、私は目の前の美しい女の子を知らないです。
「あの、あなたは誰でしょうか」
私が女の子に尋ねると、女の子はひどく傷ついたような顔を一瞬だけ見せました。
「優理。あんたのお姉さん。敬いなさい」
そう言うと女の子は、なぜか「えっへん」と自慢気です。腹が立つけれども、可愛いなって思いました。
「ゆり……じゃあ、優理って呼ぶね」
「そうして」
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