お嬢と執事

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「あ、でも2人分のカットしたやつとホールのやつどっちが良いんだか分かんなかったんでどっちも買いましたけど大丈夫でした?」 「OK、大丈夫よ。ホールのやつは明日食べるわ。カットした方は帰ったら2人で一緒に食べましょう」 「えっ、食って良いんですか?」 「ええもちろん。せっかく買って来てくれたんだもの。それにたまには貴方とゆっくりお話しをしてみたいと思っていましたからちょうど良いわ。帰ったら紅茶を淹れてちょうだいね」 「え、嫌で…」 「バットボーイ!」 「痛っ!」 「返事は全て?」 「だから何でもかんでもYESって言うわけな…」 お嬢はヒラっと小切手をちらつかせてきた。 それを見た俺はもちろんこう答えた。 「イエッサー!!」 まぁ何にせよ金が貰えるならこんな ただいま もあっても良いのかもしれねぇや。 ※横山は金さえ出されれば何でも許せるちょろい奴だった。 おわり。
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