お嬢と執事

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「友人の緋子(あかこ)はオペラが好きなの。間違わないで買って来なさい」 「赤ん坊ってオペラ聞いても分かんねぇでしょ。つうか音楽ホールっていくらするんっスか?買いたい時にぽんぽん買えるなんて初めて知りやした」 「バットボーイ!」 「痛っ!」 くそっ!また指示棒で叩かれた!これパワハラどころじゃねぇよ、ただの暴力じゃねぇか!つうか執事ってこんな叩かれるもんなの!?つらっ!! 「赤ん坊ではなく、緋子ですわ!そしてオペラはスイーツの事ですっ!」 「知ってるって」 「バットボーイ!」 「痛っ!!」 「タメ口になってますわよ!貴方は私の執事なのですから、ちゃんと敬語を使いなさい!」 年齢は俺の方が上だっつの、糞ガキがっ! 「(また心の中で私に文句言ってるみたいですわね。私じゃなかったらとっくにクビにされてますわよ、クールガイ。私が主人だった事に感謝なさい。オーホッホッホッホッ!!)」 ※何度も言うがお嬢には横山の考えてる事は全部お見通しだ。
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