お嬢と執事

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「(…やっぱりだったわ。ついて来て良かったわ。私のクールガイは自分で自分の事イケメンだと自負しててもキラキラのオーラまで撒き散らかして歩いてる事には気付いてないもの。周りの女達、全員揃ってクールガイを狙ってるわね。隠したって無駄よ、顔に出てるもの。ふふっ、でも残念だったわね、子豚ちゃん達。美宝物(クールガイ)は既に私大森夕子のものなのよ!オーホッホッホッホッ!!)」 ※横山に並ぶ性格の悪いお嬢は心配で横山の後をついて来ていた。 「えーっと…オペラってあります?」 「(え〜、イケメンってチョコ好きなんだぁ♡私も好き♡)はいっ、ありますよ!こちらになります!カットされたものとホールがありすがどちらになさいますか?♡」 「そうですね…」 2種類あるとか聞いてねぇし聞いてこなかった。間違って買ったらまたお嬢に文句言われそうだな、めんどくせぇ。 「(先輩に王子は渡さないわ!)お客様ぁ、こちらのケーキもご試食いかがですか?♡」 「はは、すみません、お腹いっぱいなので遠慮しておきます」 どんだけ食わせる気だよ、ケーキより金持って来い金! 分かんねぇからどっちも買っとくか。「じゃあカットされてあるやつを2つとホールを1つ下さい」 「かしこまりました!お持ち帰り用ですか?お土産用ですか?♡」 「持ち帰りで」 「かしこまりました。少々お待ち下さ〜い♡」 ふぅ、なんとかミッションコンプリート。2種類ありゃお嬢だって文句言わねぇだろ。
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