1、インペリアルナイツ

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 そして、最後にこのインペリアルナイツの隊長の監視という名目で、ハーラ武官騎士副団長がインペリアルナイツのメンバーに名を連ねている。  なんなんだ? この女子率の高さは?  しかも、皆、“着ていて恥ずかしくないのか?”と問いたくなるような破廉恥な恰好。  そして、隊員が囲むであろう大きなテーブルの上には一着の服が折り畳まれて置かれている。  はは、まさか、ね? 「──チーッス! 遅れてゴメン! スイマメーン! 俺、参上!」  ノックもせずに、全然笑えない挨拶と共に男が室内へと入ってきた。  見るからに優男といった感じだが、見た目と言動にギャップを覚える。  コイツがこの“インペリアルナイツ”の隊長の異世界人──ヘースケ・カワザか。  第四王女が近郊の森で拾ってきた異世界人。  過去にも、この世界に異世界人が来たことは幾度となくあり、いい意味、悪い意味、共に爪あとを遺していった。そして、中には前世が異世界人という転生者なる存在(モノ)存在(そんざい)も確認されている。 「アレ? キミは何で隊服に着替えてないんだ?」  開口一番、変態発言をしてくる異世界人。 「は? オレ、男なんだが?」  抗議の声を上げるオレ。 「──え? あれ? あれれ?」 「そうですよ! ヘースケ様。平民男に“この様な服”を着せても、キモチワルイだけです!」
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