第二章 悪の街

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亮は手錠をはめた男に言った。 「はあ」 亮は手錠を外した。 「ここを仕切るならそれなり行動をしてくださいよ」 亮は男の耳元で囁いた。 「はい」 「私の名前は團亮です。あなたの名前は?」 「大山田勝男です」 「ではまた」 〜〜〜〜〜〜〜〜 「警視、報告を書きたいので交番へ来ていただけますか?」 「すみません、大事な任務の最中なので後ほど地域課に連絡をします」 「はっ、和田と申します」 「よろしく」 〜〜〜〜〜〜〜 「映像は撮ったか?」 「はっ」 亮がイヤフォンマイクで 話をするとダークエンジェルから返事が来た。 〜〜〜〜〜〜〜 「亮さん大事な任務とは?」  二木は気になって聞いた。 「無いですよ、それより三雲さんが気になります」 亮たちが歩いていると目の前をあかりが男とラブホテルに入って行くの見えた。 セクシー女優と言えどプライベートな付き合いも有るのは当然だがあかりはあまり嬉しそうでは無かった。 〜〜〜〜〜〜〜〜 その頃、三雲は少女に声を掛けた。 練習生たちと毎日話をしているうちに、若い女性達と話をするのは慣れていて、 気軽声を掛けてた。 「こんばんわ」 三雲が声を掛けると スマフォから目を離し顔を上げた。 「こんばんわ」 少女は三雲と目を合わせた。 少女はつけまつ毛、アイライン、アイシャドーを濃く塗り大人びていた。 「いいかな?」 「うん、良いよ」 「いくら」 「お兄さんなら3万円で良いよ」 少女は三雲と戸惑いもせず 腕を組んだ。 三雲はあまりの速さにツバを飲んだ。 「俺、サスケ」 三雲は猿飛サスケの子孫と言う事で練習生達にはサスケと呼ばれていた。 ちなみに二木はニッキーと 呼ばれていた。 「私わかば」
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