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……まあ、流石に分かったけどね。
「……貴方は、あの写真の……」
「はい。……軽蔑、しますよね。とうに成人の身でありながら、高校生と交際なんて。大人としてのモラルを疑われても致し方ありません」
「あ、いえ、そんなことは……」
暫く唖然と―― まあ、私もだけど――唖然としていた校長だったけど、自嘲するような陽真さんの言葉に少し慌てて否定の意を……おぉ、やるなあ陽真さん。真っ赤な嘘なのに、こうもほんとっぽく演じてみせるとは。
だけど……いったい、どういうつもりなのだろう。恐らくは、どういう経緯か私の件――あの画像の件を知ってこうして来てくれたんだろうし、それは嬉しいのだけど……でも、自らが恋人と名乗ることにいったい何の意味があるのだろう。正直、自分の首を絞める結果になるとしか――
「……ですが、学校長。この場をお借りして、一つ申し上げたいことがあります。私は、彼女――此島里李さんと、結婚を前提にお付き合いをしています」
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