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っと、叶わぬ願いとともにようやく図書室の扉まで来れた自分…。
「うう、苦しい。体力ねえんだよ俺…」
ってそんなこと言ってる場合じゃない!
もう奴は図書室にいる!
既に奴が告白していてもおかしくない。
どうにか暗本さんから誤解を解かないと。
でも、どっちにしろフラれてたら俺の生きる希望は失って、今すぐ窓ガラス割って飛び降りなくちゃならない…!
そんなの嫌だ!
ガラガラッ
「違うんだ暗本さん!
ソイツは俺の偽物で本当はキミとただの友達でいたいだけのモブの分際だからフってもこれからも何も変わらず一生友達でいてくれぇ!」
保険を先に掛けて図書室の扉を思いっきり開けて俺は飛び込んだ。
ヤべ、中央の机の方に、ドペ女と例の暗本さんが二人並んで座ってやがる…!
ああ良かった。他の生徒はいないみたいだ。
そしてあの様子からしてまだ告白していないはず…!
告ってたらあんな仲良く近くで座ってるわけがない。
いやしかし、あまりにも近くないかな?
過去に何度も彼女と隣に座り合ったことあるけど、あんなに肩を寄せて座り合ったことはないんだが…。
そしてあのドペ女も何故か静かで大人しい。
逆に怖い。
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