月の砂漠
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月の砂漠
テレビから出る砂嵐の音で目が覚めた。 夜中、三時。ローテーブルの下から自分を引っ張り出す。君は私のベッドの上、タオルケットを抱きしめ寝ている。口の端から涎が垂れていた。 翌朝「夜中のポテチはアウトだけど、みかんゼリーはセーフだよね」と言うと「わけわかんねぇ」寝癖の君は柔こく微笑んだ。
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