私たち2人でアイドルになることを決意した日

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さくらside 最終審査の前に私は不合格になった。 1次審査の時うららちゃんに出会って 少し自分に自信が持てたような気がしてた それなのに…それなのに… 「ダメだった…(泣)」 きっとうららちゃんは合格して、センターにたって色んな人を笑顔にすることができるんだろうな。 数ヶ月後デビューが発表された その中にうららちゃんの姿はなかった 「なんで…」 私は事務所に電話した 「うららちゃんがいないんですけど。落ちたんですか?」 「詳しいことは言えませんので。」 詳しいことは何も聞けなかった 私はその後インスタやTwitterでうららちゃんの垢を探した 【酒井うらら 高校2】 探すこと5日でやっとインスタの垢を見つDMを送った 「さくらです。うららちゃん落ちちゃったんですか?」 すぐに返信が戻ってきた 「1度は合格だったんだけどね!!私さくらちゃんとアイドルやりたいから辞退したの!」 私とアイドルがやりたい… 私とは正反対な性格のうららちゃん そんな人が私とアイドルをやりたいって… 「そ、それでも!!アイドルになれるチャンスだったのに!!私なんか待ってたらうららちゃん一生アイドルできないよ」 私はやっぱり自分に自信が持てなかった うららちゃんとは違う 自分に自信を持つことはとても難しい 「そんなことない。私はさくらがこの世で1番アイドルに向いてると思う。私の言ってることはお世辞でもなんでもないよ」 いつも私の背中を押してくれる 何年かかるか分からないのにうららちゃんは私を待ってくれるかな 「待ってくれる?私がアイドルになるまで」 「待つんじゃないよ!!一緒に!!一緒にアイドルになろう」 私はまたアイドルになると決意した
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