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第二章 第三の世界とパラレルパラダイムパラダイスパラパラパーティー
みんなは慌てて様子を見に行った。すると、壁には大きな穴が空いていた。破壊されたような跡だ。外には、何かいた。それは、何となく我々に悪い影響を及ぼしかねない者たちだと直感が告げていた。
外にいたのは、骸骨の魚に乗った骸骨の人集団およそ六百体と、黒いもやのようなもので覆われている死神のような者およそ百体。そして、後方にいるボスのような者一体。そいつは太古の恐竜時代二いたとされる海の王者モササウルスだった。
裏姫が突然の事態に混乱している時に、次の攻撃がやってきた。死神の闇の魔力の放出が裏姫に当たろうとした直前、何者かが攻撃を防いだ。それはシロだった。 彼は怒りに体を震わせている。
「お前は✕ ✕だな。こんなところにも来やがって。ここを侵食する者は誰であろうと許さない。」
そう言ってシロは体を変化させ始めた。体が白く、どんどん大きくなっていく。そして彼は大きな白い龍に変身した。
「行くぞ!」
「はっ」
海底人たちは魚にライドし、敵に迎え討った。
海底人の数はおよそ三百体だが、善戦していた。
裏姫は迷っていた。何か私にも出来ることがあれば。
戦いは激しさを増してゆく。互いの数はどんどん減っていた。
シロも全身傷だらけになりながらも戦っていた。
「お前の正体を見せてみろ。」
そう言ってシロはモササウルスを物凄い勢いで蹴飛ばした。すると、モササウルスは悲痛の雄叫びを上げて変身した。
そいつは焦げ茶色のオオカミの被り物をした人になった。
「こいつ!」
そう言ってすぐにその者は強大な闇を纏い姿が見えなくなった。
「一介の海の神風情が!」
そう言うと、✕ ✕は闇の魔力を解放した。それは爆発的に広がり、ここら一帯を埋め尽くした。敵も味方も全滅してしまった。
シロは裏姫を庇うようにして攻撃を受けた。全身がただれている。
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