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「し、俊、ちょっと待って……ああん……」
「亜美……待てないよ……」
俊介はいつになく執拗に秘裂を愛撫して舐め続け、亜美は何度も絶頂に達した。剛直が亜美の中に侵入した時には蜜壺は愛液と俊介の唾液でぐずぐずに濡れ、亜美はほとんど意識朦朧となっていた。
「亜美っ、亜美っ、愛してる! イくよ!……ああっ!」
俊介は、腰を細かく震わせて達した後も、子種の残滓を一滴も残らずに奥に届けるかのごとく、腰を何度も亜美に打ち付けた。そしてそのまま亜美を抱きしめているうちに、力を失った陰茎がずるりと亜美の中から抜け落ちた。
「あ、俊、子種が垂れちゃう。もったいない」
亜美は長時間の愛撫と数度の絶頂ですっかり疲れて瞼が落ちそうなのを辛うじて我慢し、枕に手を伸ばして腰の下に入れて腰を高くした。それを見て俊介は眉間に皺を寄せたが、すぐに寝落ちしてしまった亜美は気が付かなかった。
俊介は、裸のまま眠り込んでしまった亜美の股をそっと開いた。
蜜壺からティッシュの上に垂れていく、実ることのない子種――なのに何も知らない亜美は一生懸命、子種を蜜壺の奥に押し込もうとする。娘の必死の願いが叶わないと知れば、義父はどう思うだろうか。俊介はほくそ笑んだ。
俊介は、膣から外に出てきた精液をそっとティッシュで拭い、慎重に指を中に沈めながら、亜美の様子を見た。
「んん……」
亜美は少し身じろぎしたが、起きる様子はない。俊介は膣の中の指をゆっくりと動かして自分の精液を掻き出した。意味のない行為だが、やらなくては何だか不安だった。
蜜口から自分の精液が垂れてくる様子は、たとえ実らないと分かっていても、征服欲が満たされ、また興奮が高まってきた。
「はぁ、はぁ、はぁ……亜美っ、亜美っ……愛してるよ! イく、イく! ううううっ!」
再び芯を持ち始めた男根を俊介は一心不乱に扱いて亜美の腹の上に白濁を吐き出した。
「……ああっ、クソッ!」
妻の腹の上に出した自分の精液を拭いながら、俊介は自分を罵った。
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