第二幕

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クラスメイト達が受け入れてくれたのに、自分の心に踏み入られるのを拒絶してしまう。 何となくやり過ごし、何となく生きていく。 もう、自分が誰かもわからなくなってきた。 「美織ちゃん、また、うちに遊びに来てよ。」 「え?う、うん、いいよ!」 不誠実極まりない。 でも、自分の感情を感じなくなってしまったから。 いつか、解放される時が来るのだろうか。 さぁ、今日も、いい子を演じなくてはならない。 帰ったら、まずは―――。 母に、負担をかけてはいけない。 笑顔で、明るく。 何の心配もないと、思ってもらえるように。
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