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ただ、無条件にってことではなくて、あなたにお願いがあるの。
実はね、この国の重要人物達が憎み合って殺し合ってしまうの。
莉子さん、どうか彼らを、この国の未来を救ってちょうだい。」
「あの、まず一つお聞きしますが、私は死んだのですか? 」
「医師から数日が山だと言われているわ。
詳しくは体験すれば分かるから。じゃー、
そういうことで、よろしくね‼︎」
呆然とする莉子を、その女性はそっと突き落とすように莉子の肩を押す。
「え⁉︎」
「言い忘れるところだったわ。
必ず彼らを救ってね~。でないと
あなたは、今度こそ本当に消えてしまう
から。魅了魔法をかけたから、彼らから警戒されないから大丈夫よ!うふ」
「ちょっと!意味わかんないんですけどー!」
物凄い勢いで落下していく莉子は、もうだめだと意識を手放した。
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