第14話 この世界に魔王がいたんですか?

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「……わかりました。リーディア様がそこまで仰るのなら、ミシェレ書記官に担当して貰いましょう。ミシェレ書記官はそれで良いですか?」 「ええ、ヒナタ様をお教え出来るなんてとても名誉なことですもの! 喜んでお受けしますわ!」  私はミシェレさんが教師役を引き受けてくれたことに感激する。 「有り難うございます! 一生懸命頑張りますので、よろしくお願いします!」 「ふふ、こちらこそよろしくお願いしますね」 「あ、オリヴェル様にも無理なお願いを聞いていただき有り難うございます。ミシェレさんのお仕事の邪魔にならないように気をつけますから」 「いえ、喜んでいただけたのなら結構です。では、私はこれで」  オリヴェルさんはそう言うと、図書室から退出して行った。  ……何だか機嫌が悪そうに感じたけど、気のせいかな?
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