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上津は薄暗い部屋で毎日鬼藤に抱かれた。
部屋の上部にある小さな格子窓から入る明かりを見て、その日の天気を知るような日々だ。
暴力をふるわれる事は全くなくなり、食事も人並みに食わせて貰った。
鬼藤に抱かれる以外やる事がない為、上津は腕立て伏せをしたり、腹筋をしたりして筋トレをした。
そのお陰で身体は元の逞しさを取り戻していった。
鬼藤も、上津がすんなり自分を受け入れるようになった為、段々油断するようになり、たまに鍵をかけずにやったりした。
上津にとっては逃げるチャンスだったが、上津は敢えてすぐには実行に移さず、鬼藤が完全に油断しきるのを待っていた。
そんなある日、この日は夜になって鬼藤がやって来た。
鬼藤は真っ直ぐにベッドに座る上津のところへ行く。
「おい、こっちぃ向け」
隣に座ると、上津の肩を抱いて片手で顔をグイッと自分の方へ向け、貪るようなキスをする。
「んっ……」
上津は鬼藤の背中に片腕を回し、スーツの上着をギュッと握った。
唇を吸い返して、興奮気味に舌を絡めたが、次の瞬間、鬼藤の鳩尾に思いっきり拳を叩き込んだ。
「ぐっ!……て……めぇ」
鬼藤は上津を睨みつけ、腹を押さえてその場に崩れ落ちた。
部屋の鍵はかけてない。
上津は床に倒れ込んで気絶する鬼藤をそのままに、急いで靴を履いてドアを開け、真っ暗な階段を駆け上がった。
地上に出たら屋敷の裏へ回り込み、裏口に向かって走ったが、扉を開けようとした時に2人の子分に見つかってしまう。
「あ、こいつ、逃がすか!」
「待てこらぁ!」
2人は同時に襲いかかってきたが、上津は1人に思い切り蹴りを入れて倒し、もうひとりも立て続けに鳩尾をぶん殴った。
子分2人は呆気なくダウンして、気を失って地面にぶっ倒れている。
上津が拉致られてから既に3ヶ月が過ぎていたが、上津はようやく鬼藤の手から逃れる事ができた。
裏口から外に出たら、ケツ持ちしているオカマバーに向かった。
そのバーはお世辞にも綺麗だとは言い難いニューハーフ達が働いている。
上津がよりによってそんな店に行くのは、店のオーナーが、ケツ持ちしている店の中で1番信頼出来る人物だったからだ。
しばらく走って店に到着すると、裏から入ってすぐにオーナーの部屋に行った。
すると、オーナーはデスクに向かって椅子に座っていたが、物音に気づいて振り向いた。
濃いアイラインをひき、長いつけまつ毛をつけた目を見開いて、びっくりした顔で上津を見あげる。
「えっ? 嘘ぉ~、上津さん、あなた生きてたの?」
オーナーの名前は八代元太という厳つい名前だが、八代はまるで幻でも見るような気分で目をうるうるさせている。
「ああ、なんとかな」
上津は異世界から戻ってきたような気がしていた。
『なんとかな』と答えたのは、『なんとか生きていた』と言ったつもりだったが、あの日々がいかに狂った状況だったか、現実の世界に戻って改めて思い知った。
「あ……、やだ、あたしてっきり死んだと思って、っていうか、真庭さんが殺られたんじゃないかって言ったの、だからてっきり……、でも生きてたのね? ちょっと……」
八代は立ち上がって上津の真ん前にやってきた。
「な、なんだよ」
上津が『なんだ?』と思っていると、八代はいきなり上津の胸板や背中を撫で回してきて、上津は反射的に後ろへ下がった。
「お、おい、なにしてる」
「本物かどうか確かめなきゃ」
八代は『ひょっとして幽霊じゃないの?』と思って確かめたかったのだが、邪な気持ちも少々混ざっていた。
「あのな……、どさくさに紛れて触るな」
上津は呆れ顔で言う。
八代は過去にもたまにそういう事をしていたからだ。
「あらやだ、バレちゃった? あははっ、ごめんごめん、でも……本当によかった、生きててよかった、うっ……」
八代は悪びれもせずにケラケラと笑ったが、急に感慨深くなったのか、じわっと目に涙を浮かべて泣き出した。
「おい、泣いたらただでさえカオスな面がひでぇ事になっちまうぞ」
上津は気遣い無しでストレートに言う。
八代は短髪でガチムチ体型だ。
それで顔だけ濃厚な化粧をしている為、泣いたら冗談抜きで顔がぐちゃぐちゃになる。
「そ、そうね……、でもいいの、後で直すから、そんな事より上津さん……やっぱりあなたが仕切らなきゃだめよ、真庭さんじゃ駄目」
八代はそんな事を言われて気にするタイプじゃない。
それよりも真剣な表情で上津に言った。
「奴が俺の代わりをしてるのか?」
もうわかっちゃいたが、一応確かめた。
「ええ、今の所代理って事だけど、お宅の親父さんも『これ以上待って音沙汰がないようなら、真庭に若頭をやらせる』って言ってるみたい、うちの若い子が若い衆が店に遊びに来た時に聞き出したの、でもね、その若い衆は酔った勢いで言ったの『真庭さんはカシラの器じゃねー、俺らに無茶な事を押し付けてくる、俺らはカタギを脅してまで金を踏んだくるのは嫌だ、上津さんならそんな真似はしなかった、そこんとこが根本から違う』って……、でね、『ここだけの話、俺らは真庭さんがカシラになったら、指を詰めてやめる覚悟でいる』って言ったらしいの」
八代は今まで客とトラブルになった際、上津に何度か助けられている。
上津の人柄に惹かれているのもあるが、指を詰めてやめると言った子分同様、どのみち上津の味方である事は間違いなかった。
「はあー、そうか……」
上津は話を聞いて『やっぱりそうか……』とため息をつく。
「てゆーか、上津さん、あなた今までどこにいたの? 噂じゃ西和会に拉致られたって聞いたけど、あれはほんとなの?」
八代はふと肝心な事を思い出した。
「わりぃが、それは話したくねー、兎に角、俺にはやらなきゃならねぇ事がある、わけぇ衆に指を詰めさせるわけにゃいかねぇしな」
しかし、上津はあの悪夢のような日々を明かせるわけがなかった。
「そうなの……、わかったわ、じゃあ、細かいことは無しにして……、あなた、もしかして組には行かずにここへ来たの?」
八代は深く追求せずに再度聞いた。
「そうだ、真庭の奴、許さねぇ」
上津は八代が自分の味方だとわかっている。
頷いて悔しげに顔を歪めて言った。
「あのさ、あたしがこんな事言うのは筋違いだとはわかってるけど……、ひょっとしたらあなた、真庭さんと何かトラブってたんじゃ?」
すると、八代は的を射るような事を言う。
「ああ、ま、そうだ」
トラブっていたわけじゃなく、真庭が一方的に裏切ったのだが、トラブったのは事実だ。
「やっぱり……、あたしね、あの真庭さんって人、どうも好きになれなかった、なにか分からないけど……腹黒さを感じるの、あなた、もしかして……あの人にハメられたんじゃ? だって、聞いた話によると、真庭さんと別れた直後に居なくなったって言うじゃない、どう考えてもおかしいわ」
八代の勘は冴えている。
真庭の邪心を見抜いていた。
「あのな、八代さん、あんただから言うが、ハッキリ言って……その通りだ」
上津はこの際、八代に全部話そうと思った。
「え、じゃあ……、真庭さんに薬でも盛られたの? だってあなたは喧嘩じゃ負け無しな人なのに、西和会かどうかそれは置いといて、それで誰かに拉致られてたのは確かなんじゃないの?」
八代はまるで見ていたかのようにピタリと言い当てる。
「ああ、そうだ、奴と一緒に事務所で酒を飲んでたんだが、たかがビールだぜ、なのに帰る頃になって頭が朦朧としてきた、奴は薬を盛ってたんだ」
真庭は西和会の連中の動きを予め把握していた。
上津が襲われる事を見越して薬を盛ったのだ。
「やっぱり……」
それから2人は、腹を割って話をした。
上津は最初、西和会に拉致られていた事を話すのを戸惑ったが、これからこの店に匿って貰わなきゃならないし、細かな事は抜きにしてそれも打ち明けた。
「じゃあ、逃げてきたのね?」
「ああ」
「うちに真っ直ぐにきたって事は、真庭さんに復讐する為、ね、そうなの?」
「ああ、だからよ、しばらくここに置いてくれねーか?」
「ええ、もちろん、いいわよ、だけどあなたひとりでそんな事……、だって、組の人達は真庭さんの仕業だと知らないんでしょ? それで復讐なんかしたら、あなたが逆に責められるんじゃ?」
「かもな、だとしても奴は許せねー」
「気持ちはわかるわ、でもそれなら全部バラして、真庭さんの仕業だったって親父さんに言ったらどう?」
「あんたも知ってるだろ? 奴は自分より格上の相手に取り入るのが上手い、それによ、拉致られてた間に俺がどんな目にあわされたか、それを話さなきゃならなくなる、親父はそういうこまけぇ事にうるせー質でよ、1から10まで話さなきゃ納得しねぇんだ、けどよ、俺は細かな事を話すつもりはねぇ、だから親父に頼るつもりもねぇ、それよりも真庭に借りを返さねーと気がすまねーんだ、絶縁されるのは覚悟してる」
「あら……そう、お宅の親父さんも意外と扱いが難しい人なのね、だけどあなた……相当酷いことをされたのね、けど、あなたがそこまで覚悟してるなら、あたしはあなたに協力するわ、住み込み用の部屋がひとつ空いてるから、そこを使って」
「おお、助かるわ、わりぃな」
「なに言ってんの、あたし達は特別な仲なんだから、当たり前よ」
「特別な仲か、ははっ、まぁそういうことにしとくわ」
話し合いはスムーズに進み、上津はこの店に潜伏して真庭に復讐する事となった。
できるだけ無関係な仲間を巻き添えにしたくなかったので、真庭がひとりになる時を狙いたい。
真庭の動向を探りながら機会を待つ事にした。
上津は店の2階にある部屋を借りて、できるだけ人に見られないように身を潜めていた。
食事や着替え、掃除などの世話は八代が献身的に尽くしてくれる。
八代は自分はオーナーだから店に出る必要もなく、時間は自由に使える。
だからこそ、自分が上津の世話を焼きたかったのだが、それだけじゃなく、復讐の手助けもしたかった。
そこで、店の若い子を使って真庭の動向を探らせた。
この日の夜も、いつも通り夕飯を届けに上津の部屋に行った。
すると、上津はたまたま風呂からあがったばかりで、腰にタオルを巻いただけの姿を晒している。
八代は鍛えられた逞しい裸体を目の当たりにして、股間が一気に熱くなってきた。
『そんなこと考えちゃ駄目』と思い、淫らな気持ちを打ち消しながら料理を乗せたトレイをテーブルに置くと、上津はなにを気にするでもなくテーブルの前に座り、八代に向かって話しかける。
「すまねーな、この恩はいずれ返す」
上津は献身的に尽くす八代に対して申し訳なく思っていた。
けれど、八代は上津の男の色気ムンムンなオーラにあてられてしまい、股間のボルテージが急上昇し、衝動を抑えきれなくなった。
理性などどこかに吹っ飛び『これは絶好のチャンスよ』と思って、さりげなく上津の隣に座り込む。
「あたしはいいの、いいんだけど……恩を返すの、今じゃ……駄目?」
八代は上津の背中に手を回し、反対の手で胸板を撫で回す。
それがどういう意味なのか、上津がわからない筈がない。
「俺とヤリてぇのか?」
上津はまどろっこしい事が嫌いな質なので率直に聞いた。
「っと……」
八代は潤んだ瞳をして迷っていたが、たまたま上津の乳首が目に入った。
よく見てみれば、大きくてエロい乳首をしている。
そんなのを見てしまったら、益々ヤリたくなるに決まっていた。
怒らせてしまう可能性もあったが、それを覚悟で思い切って言った。
「ええ、あたしブスだけど、こう見えてタチなの、あのね、お尻までとは言わないわ、ただあなたを抱かせて欲しい、お願い」
上津は鬼藤にヤラれた事を忘れたかったが、身体はあの時に植えつけられた快楽を覚えている。
今でも時折アナルが疼くのだ。
「そうだな……、ぜってぇ秘密にする事と、やったからと言って惚れた腫れたは無しだ、単にヤルだけなら最後までやって構わねー」
八代がタチだと言うなら、いっそ恩返しに抱かれてもいいと思ったが、感情を抜きにしてやる事を条件にだした。
「えっ、マジで? 嘘でしょ? 本当にいいの? 本当に本当に……あなたを掘っちゃって、そんな事して大丈夫なの? あ、あの……惚れた腫れたとか、そういうのは無しだって、勿論わかってるわ」
八代はまさか最後までOKしてくれるとは思わなかった為、鳩が豆鉄砲を食らったような顔で聞き返す。
「ああ、やった事はねーが、ヤルなら準備するわ、その位俺だって大体知ってるからな」
上津は未経験だと嘘をつき、さも素人だと言わんばかりに、知識だけはあると言った。
「あら、そうなの、そりゃそうね、ああいう稼業をしてると、あたし達みたいな人間とも関わるし……、じゃあ、お願い、浣腸はあたしが用意するからちょっと待ってて」
八代は嬉々として、浣腸を取りに階段をおりて行く。
上津はその間『これでいいのか?』と迷いが生じていたが、身体は既に期待で昂っていた。
八代が戻ってきたら、上津はすぐに下処理を済ませていった。
それからベッドに行き、互いに裸になって抱き合ったが、八代は滅多にない機会に張り切っていた。
キスから始め、エロい乳首をいやらしく舐めまわす。
ぷっくりと勃ちあがる乳首はそそられるものがあり、八代が鼻息荒くちゅぱちゅぱ吸うと、上津はビクッビクッと反応してシーツを握りしめた。
「上津さん、エッチな体……」
互いのナニが肌に触れ、先走り汁が肌を濡らしている。
八代は体をズラし、脇腹を舐めて股間のイチモツへ舌を這わせていった。
「は、うっ……」
上津は痛い位張り詰める竿を舐められ、顔を赤らめて身悶えする。
出来るだけ不慣れなふりをしようとしていたのだが、八代は異様に感度のいい上津を見て『誰にヤラれたのかはわからないけど、監禁中に掘られたんじゃないのかしら?』と密かにそう思っていた。
セックスの経験は八代の方が遥かに上回っている。
いくら上津が隠そうとしても、隠しきれるわけがなかった。
八代は上津の事を思いやり、そこは追求せずに『アナルに指を入れていい?』と問いかける。
上津が『構わねー……』と答えると、八代はローションを垂らしてアナルを解していったが、上津の穴は欲しがるように八代の指を呑み込んだ。
「んうっ! っ……あ」
上津は久しぶりの感触に体に電気が走ったようになり、堪らず喘ぎ声をあげていた。
八代は穴の感触と上津の反応、その両方から『これはガチでアナルの経験ありだわ』と思った。
「上津さん、大丈夫? 痛くない?」
それでも、さも初体験の人間を気遣うように上津に聞く。
「だ、大丈夫だ、八代……構わねー、ナニをぶち込め」
上津は指だけでは物足りなくなり、未経験のふりをする事など忘れて口走った。
「わかったわ、あたしも堪らないわ、じゃあ、いくわよ」
八代にとって上津の経験がどうだろうが、そんな事はどうでもいい事だ。
すぐに上津の股を割って腰を入れると、起立した竿をゆっくりと中に入れていった。
「……っ! あ”っ……、あ”あ”っ!」
上津は仰け反って喘ぎ声をあげた。
どんなに否定したくても、体はソレを歓喜して受け入れる。
八代は感じまくる上津を見るだけでイキそうになったが、トロトロに絡みつく肉壁が堪らない。
「あぁっ……、き、気持ちいい、気持ちいいわ、上津さん、たまんない」
上津を抱き締めて無我夢中で腰を振った。
ヌチャヌチャと、静かな部屋に卑猥な音が響き渡り、2人の熱い吐息が混ざり合う。
今夜の八代はノーメイクだ。
パッと見、短髪でガチムチの男らしい男に見える。
そんな八代に激しく突かれたら、上津の身体は鬼藤に抱かれた時に戻り、身体中が痺れるような快感に支配されてしまう。
股間のイチモツがピュッと体液を飛ばし、同時にメスイキしてしまった。
「あ”あ”あ”ーっ! た、たまんねー! 八代、俺は……俺は……、俺ん中にたっぷり入れてくれ」
鬼藤に叩き込まれたあの強烈な快楽に襲われ、八代の背中に爪を立てて懇願する。
八代もギュッと締まる肉穴に限界を迎えていた。
「わかったわ、あたしももうダメ……イク、イク!」
八代はオネエ口調で焦るように口走ると、ゴッツイ腕でしっかりと上津を抱き、力強くズコズコ突いた末にドスン!と奥を突いて止まった。
びゅるびゅるっと放たれる体液は、上津の体内を真っ白に染める程大量だ。
上津は流れ込むあたたかな体液を受け止め、体をガクガク震わせていた。
「ハァハァ、や……八代……」
頭がぼーっとなって思考が回らない。
ゆさゆさと揺れ動く八代を、惚けた顔で抱いていた。
八代はうっとりと目を細めながら、上津が監禁中に受けた恥辱を想像し、気の毒に思っていた。
「上津さん、あたし、詳しい事は聞かない……、聞かないけど、あたしで良かったらいつでも相手になるから、体が我慢できない時は遠慮なく言って、あっ、いえ、違うのよ、誤解しないで、あたし……あなたに惚れたりしないから、しないけど、好感を持つのはありでしょ? だから……あなたを抱きたい」
たとえ無理強いだとしても、1度そっち側の快感を知ってしまったら、それを忘れ去る事は難しい。
オネエでゲイだからこそ分かる事だ。
八代はめいっぱい気を使って上津に言ってみた。
「ハァハァ、あ、ああ……、そうか、情けねぇな、ははっ、わかったよ」
上津は脈打つナニを感じながら『やっぱ隠すのは無理だったな』と思い、苦笑いを浮かべて八代の誘いに乗った。
「上津さん……」
八代はそんな上津を見て愛おしさが込み上げ、衝動的に上津の唇を塞いでいた。
上津はケツ持ちのヤクザで若頭という立場だ。
本来なら遠慮しなきゃいけない相手だが、上津だけは違っていた。
下手に威張り散らしたりせずに、自分達のようなオカマでもバカにせずに接してくれる。
八代にとっての上津は、ひとりの人間として好きだと思える相手だった。
気持ちがぐんぐん昂って貪るように唇を吸い、舌を入れて上津の舌を擽ると、上津も興奮気味に舌を絡めてくる。
2人の間には、通常の愛とは違う形の愛があった。
求め合う身体を互いに止める事ができず、濃厚なキスを交わして互いに肌をまさぐっている。
夕飯が冷めてしまうが、今は食欲よりも肉欲が勝っていた。
八代のナニは上津の中で再びムクムクと張りを増し、上津は両足で八代の腰を挟み込んだ。
もう言葉なんか必要なかった。
八代はキスをしながら動き出し、上津は突き入る肉塊に喘ぐ。
「っ、はあ、もっと来い、遠慮はいらねー」
「ええ、わかったわ、あたしだって、気持ちよすぎて堪らない」
2人はその後、気が済むまでセックスに没頭した。
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