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八百 クビが回らなくなった 息を吐いては捨てるその性 誇大妄想もお手のもの 自分すらも気づくかぬ、聞こえない遠吠えを 大人になって、期待したもので また口を汚した 辻褄の腹満たす声で下していく 許されぬその悪意と 愛されぬ瑕疵を一つ どうして、もとい どうして、もとい 分かっている。口先でついた物で 背の高さを誤魔化した猫と 瞼の裏に飼った絵空事 どうして、もとい どうして、もとい 分かっている。こうして出来た僕で 裸を恨んでは日々も上々 人間味を欠いてる。
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