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うっ……
「まぁ、今日は御手洗さんが初めてだっていうことなんで、ゆっくりじっくりとやらせていただきますよ。 僕はそんなに意地悪な性格ではないんでね。 それに、僕だってこういう行為に関して経験者でもありますし、知識の方も十分とありますしね。 それとも、御手洗さんがこういう行為に関して初めてだっていうのなら、一週間くらい掛けて、じっくりと体を開発していくでも僕の方はいいんですけどね。 じゃあ、御手洗さん的にはどうします? 今日、いきなり僕のを御手洗さんのココに挿れていまうのか? それとも、じっくりと時間を一週間くらい掛けて、ココを広げてから僕のを挿れていくっていうことにするのか?」
そう言ってくる北山は本当に楽しそうだ。 本当に北山の方は根っからのSなんであろう。
しかし僕の方は北山にそう言われてしまったのだから、その二択に答えるしか今はない。
その北山の言葉に暫く考える僕。
部屋にある時計の秒針が時を刻む。 それと共に鼓動までも早くなってきてしまっているのは気のせいであろうか。
こんなにもネコ側というのは、心臓に負担というのかハラハラとするもんなのであろうか。
いや、それが、こういう行為での醍醐味みたいなもんなんだろう。
僕の方は軽く息を吐くと、もう諦めたかのように、
「僕の方は元がタチだったので、痛いのは苦手だから、一週間ゆっくりと体を慣らして、それから、北山さんのを挿れて欲しいかなぁ?」
その言葉に北山は満足したようになのか鼻を鳴らす。
「そういう事ですか……。 まぁ、流石は、元タチさんっていうところですかね? じゃあ、この一週間、僕の言葉にちゃんと付き合って下さいね」
そう言いながらいきなり指の第一関節を後ろの蕾の中へと入れられ、一瞬その中で指を回されたかた思うと抜くのだ。
そこに安心する僕。
言葉とは裏腹にいきなりそこに北山のモノを挿れられると思ったからなのかもしれない。
「じゃあ、早速、細い玩具でココ慣らしていきましょうか? 流石の僕だって、ネコを楽しませるような玩具沢山持ってるんですからねぇ……」
そう言って、北山は自分のベッドから降りると、ベッドの下にある引き出しを思いっきり引っ張るのだ。
するとそこにはありとあらゆる玩具が所狭しと並んでいたのだから。
一瞬、僕は見たのだけど、一瞬にして見なかったフリとでもしたかったのか、天井の方へと視線を向ける。
確かに自分もネコには色々な玩具を使って来た。 だから一瞬見た感じだと知ってる玩具は多かったのだけど、流石に自分に使ったということは無い。
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