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あやかは戸惑っていた。
(潤一郎さん、なんでそんなこと言うんですか、私、ドンドンあなたを好きになっちゃいます)
帰りの車の中で、あやかは助手席に座った。
潤一郎とのおしゃべりは楽しい。
あやかはじっと潤一郎を見つめてしまった。
「あやか、そんなにじっと見つめられると恥ずかしいよ」
「あっ、すみません」
「謝ることはないよ」
(あやか、俺、理性保つのに限界かも……)
潤一郎はあやかとの結婚に向けて、二度と同じ過ちは繰り返さないと心に誓った。
あやかは自分の立場を弁えていれば、潤一郎と一緒にいられると思い、これ以上は
潤一郎を好きって気持ちを封印すると決めた。
ある日、潤一郎から連絡が入った。
「あやか、急で悪いんだけど、これから会社の後輩連れて行くから、何か食べさせてやってくれないか」
「わかりました、でも会社の人はまずくないですか」
「あやかと初対面の奴らばかりだから気にすることないよ」
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