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「ぴえええええ」
「英瑠璃ちゃん。ちょっとは落ち着きなさいよ」
「だってー」
しばらくして、テロリスト集団はT.W.A.F(ザ・ワールド・アイドル・フェスティバル)2030に参加している人々を、会場のステージ寄りに集めていった。
特殊な実弾を込めた武器を持つテロリスト集団の男たちは、どこか普通とは違っていた。
何故かしら?
その訓練されたような動きだけではなく、歩いている最中でも背からオーラのようなものが微かに浮き出るのだ。
STARZM・4(スターゼモフォー)のメンバーは、怯えている成川 英瑠璃と、どんな状況でも冷静沈着な大木 利弧利戸と、あともう一人はここにはいない。
ーーーー
会場11番倉庫内
「ここら辺なら大丈夫だよ。きっと」
「ええ……ありがと」
STARZM・4(スターゼモフォー)のメンバーの一人。森島 恵美は、推し活の集団に守られていた。
ちょうど、テロリスト集団が会場へ乱入してきた際。推し活の一人が瞬間移動能力者だったので、今の倉庫内へと避難できたのだ。
このT.W.A.Fまで、遥々日本から追いかけてきたSTARZM・4の推し活たちは、全部で20名。全て高レベル反応の異能の力を持っていた。
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